2020年08月18日

今日から新人

今日から俺はではなく 今日から新人がアランチャに来ます

本当は橙のバイトなのですが

あちらはスタッフがあふれてるので

こちらで研修

辻調理師専門学校に通ってる子で

将来は中華料理の道に進みたいとのこと

大きいお店と小さいお店の違いは

ありますが

きっと 彼の勉強になる事でしょう

大きいお店に行くと年功序列みたいなのがあり

3年間下積みでただ 年を取っていくだけ

小さいお店はいろんな部署を回らなければならないので

成長スピードは速い

しかし お店の看板を背負えるぐらいのビックネームがない

あー君あそこで修業してきたのねって感じで

でも 最近は蓋を開けてみると

有名料理店で修業していても結局仕事ができてない子が多い

それは 中堅クラスが抜けている彼である

教えてもらえるのは料理長からというのが事実

お店側も会社になりすぎて これができれば良いとか

既製品に頼りすぎて本物を知らない

臨機応変が通用しない

僕からすると堅物ばかり

材料がないとできない 機材がないとできない

本当 形から入る子たちばかりが増えすぎて

結局用意しても 知識不足で空回り

あれがないと出来ませんとかの意見が多い

なんだろう 一番多いのが

前の職場では有能だったのに

働く環境が変わると何もできない子

用意されていた場所では出来るのに

いざ 違う場所で働いてみると実力半分も出せない

自分の力量を見余るというか

そんな子をいっぱい見てます

僕は若い子にはこう言っています

働く場所が変わると今までの自分は半分の力しか出せない

でも 自分の技術はどこでも通用しなければならい

野菜のカット 鍋の振り 調味料の知識 段取り 収納スペースの場所
整理整頓

店が変われば味付けも変わるからそこの店に順応しなければならない

それが嫌なら 自分で店をやればいい

もう コックは雇われ人であると自覚をしなければならない

大きいところに行けば行くほどそう実感します

僕はホテル時代にヒルトンホテルで実感しました

前のキャッスルでは臨機応変で対応できたレストランに比べ

さすが外資系 プチトマト一個置く場所でも変えてはならない

レシピも勝手に障ることが出来ない

上からの命令は絶対

これはさすがにきつかったけども

良いこともありました

世界各国のシェフがいろんなフェアーをやり

インド ハワイ ドイツ タイ 様々な料理を学べたこと

それが今につながってます

とにかく言いたいのは

お店がすべて悪いのではなく

自分がそこで何を学ぶかなんですね

働いていれば学ぶことも多少はあります

いっぱい 学びましょう

悪いことも良いことも

posted by アランチャマスター at 13:25| アランチャの日常